【実際に受験した結果と感想】HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1(ver.2.0)

先日、「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1(ver.2.0)」の認定試験を受験してきました。

 

これまで20年以上、Webサイト制作の仕事に携わってきた私ですが、今回受験してみた率直な感想は…

けっこう難しかった!知らないこともいくつかあって焦った!

といったところでしょうか。

 

やはり受験するからには、20年以上HTMLに触れてきたプライドもありましたので満点を目指していたのですが…

結果、満点にはほど遠く…

 

ただ、どんな資格試験にも言えることかと思いますが、資格試験に合格したからといって、それがそのまま実際の現場で使えるわけではないように、その逆の実際の現場でバリバリ自信があるからといって、なんの試験対策もせず満点がとれるか?と言えば難しいような気がします。(負け惜しみw)

 

今回は、これから「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1(ver.2.0)」の受験を検討している方に向けて、私が実際に受験した結果と感想をお伝えし、合格するためのポイントや対策について話したいと思います。

受験結果

まずは、受験結果から報告。

結果、一応合格しました!

問題数が全60問、スコア方式で100点満点。合格基準がスコア70点。

ということは、1問あたり1.67点ということになるので、スコア70点の場合42/60問解ければ合格。

 

私のスコアは「86」だったので、「51~52 / 60問」解けた感じでした。

点数としてはまずまずな感じですが、「9問も間違えてたのか…」と思うと少し凹みました。

でも、「合格通知」をもらった時は、素直に嬉しかったです。

「HTML5レベル1」認定プロフェッショナル認定証
「HTML5レベル1」認定プロフェッショナル認定証

合格すると、↑このような認定証がもらえます。

「HTML5レベル1」認定プロフェッショナル認定ロゴ
「HTML5レベル1」認定プロフェッショナル認定ロゴ

また、「HTML5レベル1」認定プロフェッショナルに認定された人のみが、↑このロゴを名刺に使ったりWeb上で紹介したりできます。

絶対に知っておくべき学習方法

今回受験してみて思ったのは、「独学やすでに持っている知識で受験するのはかなりリスクがある。」という結論でした。

理由は下記の3点!

★問題文の出し方の傾向を知る必要があるため。

★HTML5のバージョンが受験の時期によって変わるため。

★普段使っていないCSSやJavaScript APIについての細かいところも出題される可能性があるから。

一つずつ説明します。

問題文の出し方の傾向を知る必要があるため。

他の資格試験でもそうかと思いますが、その資格を運営している団体ごとに、問題の出し方にそれぞれの傾向やクセがあります。

問題文の末尾が「~のうち適切でないものを選んでください。」とあった場合は選択肢は1つ。「~について間違っているものをすべて選びなさい。」とあれば、複数選択。など問題文の日本語の言い回しの傾向を理解しておくと、回答する際にかなりスムーズになるかと思います。

これを独学で、知識だけ持って臨むと、問題文の言い回しをまず理解することに時間をとられることになります。

HTML5のバージョンが受験の時期によって変わるため。

試験範囲のHTML5は日々進化し、バージョンが変更されています。

ちなみに、2014年10月28日にW3Cによって「HTML5」が勧告され、2016年11月1日には「HTML5.1」へ、そして2017年12月14日には「HTML5.2」が勧告されました。2019年5月になって、W3CとWHATWGは“HTML Living standard”をHTMAPIL技術仕様の唯一の標準規格とすると合意しました。これにより現在は、WHATWGによって策定された「HTML Living standard」が「HTML5/5.1/5.2」に代わるHTML技術仕様の標準規格となっています。

では、私が受験したのは2021年7月だったので、試験範囲のHTML5のバージョンは「HTML Living standard」で学習していればいいのか?

いえ、違います。

 

2021年07月現在「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1(ver.2.0)」の試験範囲のHTMLのバージョンは「HTML5.1(※5.0については、5.1で非奨励になったものも一部出題される可能性がある)」でした。

 

え?「HTML5.1」が勧告されたのは2016年11月ですよ?!もう4年以上経っているバージョンを覚えないといけないの?!ってなりました。

ご存知の方も多いと思いますが、HTML5のバージョンアップとともに多くの変更点が勧告されます。追加された要素や属性はもちろん、廃止になった要素や属性もあれば、これまでは推奨されていた記述方法が、非奨励になったり廃止になったりもします。

もし現在、最前線でWebサイト制作を行っている人は、当然「HTML Living standard」を元に記述していることと思います。そんな方が「HTML5.1の時の仕様および前後のバージョンからの変更点や改善点」を明確に記憶している人が果たして何人いるでしょうか?

以上の観点からも、やはりこの試験のためだけの対策が必要であり、独学や現場の知識だけでのぞむと間違える問題も多々でてくると思われます。

普段使っていないCSSやJavaScript APIについての細かいところも出題される可能性があるから。

私はJavaScriptの知識は浅く、ネット上のライブラリをコピペベースで使ったり、Jqueryを活用しているレベルです。

しかし、JavaScript APIについての問題も出題されます。Level1の場合はそこまで深堀りした問題はでないですが、そのAPIがどういうもので、どのような時に使用すべきかといったぐらいの知識は必要になります。

また、CSSに関してもサイトを作る時に、CSS3のすべてのプロパティなんて使いませんよね?自分のよく使うCSSには好みや偏りがあるでしょうし、すべてのプロパティを覚えているわけではありません。要素についても同じことが言えると思います。

たとえば「Canvas」の内容や使い方、記述についてどこまで説明できるでしょうか?「Web Socket」と「Server-Sent Events」の違いを明確に答えることができるでしょうか?

他にも、「HTTPプロトコル」のヘッダフィールドで使える項目と意味をどこまで説明できるでしょうか?

必須でおすすめする学習教材

HTML5プロフェッショナル認定試験 Level1」に最短で合格されたいなら、この「HTML教科書 HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 スピードマスター問題集 Ver2.0対応」は必読書と言えます。

こちらの書籍は、教材がHTML5プロフェッショナル認定試験の出題範囲を網羅しているかどうかをLPI-Japanにて審査をし、審査に合格した教材は試験範囲を網羅した教材であることを証明することによって、HTML5認定の取得を目指す受験者に質の高い教材を提供する「HTML5認定教材制度」に対応した書籍になります。

今回、この書籍を何度も何度も読み返し、問題をひたすら解きました。おそらく、この一冊だけ熟知すれば合格すると言っても過言ではないと断言できます!


問題集だけでは、不安という方。試験範囲の全体像を知っておきたいという方にとっては、下記の「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集 Ver2.0対応版」も購入しておくとよいかと思います。こちらもLPI-Japanの認定教材となります。


私もこの二冊を購入し学習しました。もっと言えば、この二冊でしか試験対策してません。これ以外にググることもほとんどありませんでした。

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