結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因|【第3回】式場以外の費用編

結婚式」とは、結婚したお二人がおそらく最初に購入する大きなお買い物

にもかかわらず、軽い気持ちのデート感覚で参加したブライダルフェアでいきなり見積もりを提示され、その場で契約を迫られて戸惑ってしまった。

また、よくわからないまま本予約したら、後からどんどん追加の料金が発生し、最終的には初回見積もりよりかなり高くなってしまった。

さらに式場にかかる費用以外にもいろいろとお金がかかり、完全に予算オーバーとなり新婚旅行を断念した。

などといったケースは、結婚式を挙げた先輩カップルの多くが経験していることで、実はこれ結婚式場の契約時に起こる「結婚式あるある」なんです。

ほとんどのカップルが初めて主催側として参加する結婚式。これまで参加する側としては何度か経験があったとしても、どこにどれだけの費用がかかるのか?ご祝儀は実際どれくらいの総額になるのか?そのすべてが初めての経験となります。一方、式場側の営業マン(プランナー)は結婚式の事を熟知した百戦錬磨のプロ集団です。従ってスタート地点から不利な状態で交渉しているので、結果自分たちが思っていた通りにならないのはごく当然のこと。
そこで前々回は、「結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因」のうち、1つ目の原因「間違ったご祝儀額の設定を基準に費用を見積もってしまったこと。」について解説し、式場側から提示される見積もりに記載されている「ご祝儀額 概算」についてお話しました。
そして前回は「結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因|【第2回】見落としがちな費用編」と題して、2つ目の原因「初回見積もりで見落としがちな項目や、追加・グレードアップ費用を考慮してなかったこと」についてもお話しました。
まだ読んでいない方はぜひそちらからお読みください。
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結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因|【第2回】見落としがちな費用編
今回は、「結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因|【第3回】式場以外の費用編」と題して、3つ目の原因「式場側からはそもそも提示されない、自己負担費用があることを知らなかったこと」についてのお話です。
今回を含め「結婚式場の初回と最終見積もりで大きな差がでる3つの原因」を知った上で、結婚式場との交渉に臨めば、初回に提示された見積もりと最終見積もりとの差はほぼなくなります!それにより、予算が明確になり式場選びはもちろん、どの式場とどのようなプラン・見積もりで契約すればよいかはっきりわかってきます。また新婚旅行や今後の結婚生活への見通しも明確になりますので、より安心して結婚式を挙げることができると思います。
これを読んでいただいて、これから結婚式を予定している1組でも多くのカップルが、安心して心の底から楽しめる結婚式を挙げていただける一助になれば幸いです。
(※結婚式のスタイルや、見積もりに載っている項目ごとの費用については、別の記事で細かく紹介していますのでそちらをご覧ください。)

式場側の見積もり以外に発生する費用をちゃんと考慮してますか?

結婚式場と交渉して、必要な項目に漏れがないかしっかり確認した上で、これならなんとか予算内に収まるかも?と思い本予約…

しかし、結婚式場以外にかかる費用があることをご存じでしょうか?

結婚式場にかかる費用のことだけを考え予算いっぱいで契約してしまうと、後から式場以外に払う出費がかさみ、その後の結婚生活に支障をきたす場合も…

実際私の場合、式場以外に支払った費用は100万円を超えました。しかも式場側との契約の際には、あまり意識していなかった費用もありました。

当然ながら、これらの費用は式場側から提示される見積もりには記載されていません。

ですから、結婚式にかかる費用は、式場以外に払う費用も含めたすべての費用で予算を立てる必要があります。

結婚式場以外にかかる費用一覧

それでは、式場以外にかかる費用にはどのようなものがあるのでしょうか?1つずつ解説していきます。

1.お車代

御車代とは、遠方から参加してくれたゲストに対して支払う交通費や宿泊代のことを言います。

受付の際や、結婚式が終了するまでに「御車代」と書かれた封筒にお金を入れてお渡しするのが一般的です。

御車代は感謝の気持ちでお渡しするものなので、絶対にお渡ししなければいけないものではありませんが、実際にかかる交通費の半額~全額をお渡しするのが相場となっています。

また、ゲストのために近隣のホテルを手配した場合の宿泊代、ホテルから式場までのタクシー代、また車で来られたゲストのための駐車場代なども御車代に含まれます。

2.御礼

受付を担当してくれたご友人や、主賓挨拶や余興・スピーチなどをしてくれたゲストに対して、「御礼」と書かれた封筒に謝礼金を入れてお渡しするのが一般的です。

また結婚式を担当してくれたプランナーさんや、着付やヘアメイクを担当してくれたスタッフに対して「御心づけ」を渡す場合もあります。

式場側の見積もりに「サービス料」という記載がある場合は、お心づけは必要ないという考えもありますし、お心づけは受け取らないという方針の式場もあります。ただこの場合も菓子折りなどを渡す場合が多いです。

3.お祝い返し(内祝)

結婚式に招待しなかった、あるいは参加できなかった人からもたくさんお祝いをいただく場合があります。

その場合は、いただいたものを丸々いただくのではなく、お礼の意味を込めて「お祝い返し(内祝い)」をお渡しするのがマナーとされています。

結婚式が終わり、新婚旅行や新生活でバタバタしていると忘れがちになりますので、結婚式前から内祝いは何を贈るのかある程度決めておくとスムーズかもしれません。

4.持ち込みアイテム(外注品)

式場以外で契約した持ち込みアイテムは、式場側の見積もりには当然記載されていません。

披露宴で流すオープニングムービーや紹介ムービー
プチギフト、両親への贈呈品、ペーパーアイテム
外注のカメラマン
ウェルカムボードなど、ウェルカムスペースの自作アイテム
購入した場合や外注したドレス

など、式場側の見積もりを安くしようとして、なんでもかんでも持ち込みにすると準備が大変だったり、各外注先との打ち合わせでスケージュールが詰まりすぎてしまったりする可能性があるので注意しましょう。

5.新郎新婦の交通費・宿泊代

結婚式当日までに、式場側と何度も打ち合わせがあると思います。その場合にかかる交通費などもチリ積で無視できない費用となります。

また、挙式日前後のスケジュールも考慮しておく必要があります。

私の場合、車にパンパンになるほど持ち込みアイテムがたくさんありまし、前もって式場に持ち込むと保管料がかかるということで、挙式日の前日に式場に一気に持ち込むことにしました。

さらに挙式日当日は、朝早く行く必要があったことと、終了後は式場の近くで近しい友人と飲みに行きたかったこと、などを考慮して、式場近くのホテルで前日と挙式日当日の2泊することにしました。

結果、2泊分の宿泊代と、2日分の自家用車の駐車場代で7万円ほどかかりました。

自宅と式場が遠い場合や、式当日は近くのホテルでゆっくり過ごしたいなど、挙式日前後の新郎新婦ご自身のスケジュールも想定した費用も考えておくことをオススメいたします。

6.婚約指輪・結婚指輪

挙式を行う場合は、教会式でも神前式・人前式であっても「指輪の交換の儀式」があるのが一般的です。

従って、結婚式当日までには結婚指輪を購入しておく必要があります。また、婚約指輪もあると披露宴で新婦のドレス姿を一段とランクアップさせるアイテムとして役に立ちます。

7.結納・顔合わせ

結納や顔合わせを行う場合は、こちらも無視できない費用となります。

結納金や結納品はもちろん、結納はせず顔合わせだけの場合でも、その会場費や飲食代などかかります。

私の場合、結納はせず顔合わせだけでしたが、ホテルの個室で食事会を行いましたが、それだけでも15万円ほどかかりました。

8.前撮り

式場側でも写真撮影はありますが、ちゃんとポーズをとってカメラ目線で撮る写真は意外と少ないです。

挙式開始前や、分刻みで動いている合間で撮影するのが一般的で、私の場合も段取りに追われ焦っていたのか、緊張で表情が硬かったのか、気に入った写真はあまりありませんでした。

そこで、結婚式とは別の日にゆっくりと時間をかけて記念写真を撮りたい、といった場合に前撮りを利用するカップルが増えています。

私も前撮りをしましたが、ゆっくりとたくさんの写真を撮ってもらえたこと以外にたくさんのメリットを感じました。

それは、「前撮りで撮った写真を使った、結婚式で使えるアイテムがたくさん増えた」ということです。

ザっと書きますと、
・ウェルカムボード
・等身大パネル
・披露宴入場前のムービー
・ウェルカムスペースのフォトフレーム
・受付横に置いた見開き写真パネル
・席次表の表紙
・翌年の年賀状
など、ウェルカムスペースを始め、式場を華やかにするアイテムや、ペーパーアイテムをおしゃれにする自作アイテムなど、ほんとうに役に立ちました。

このように、前撮りはすごくオススメなのですが、これにも23万円ほどの費用がかかりました。結婚式トータルでの費用を考えるなら、これも考慮しておくべき項目ですよね。

9.二次会

二次会に関しては、ゲストから別途会費をとる場合が一般的ですが、会場費や飲食代、ゲームや景品代、幹事への御礼など、それらすべてを会費で賄おうとするとかなり高額になる場合があります。

ゲストが結婚式に参加する場合、行き帰りの交通費、衣装、ご祝儀、二次会の会費などかなりの費用がかかっています。

ですから、二次会はゲストの負担を考えてできるだけ安くし、残りは新郎新婦が負担するという考えを持っておく必要があります。

10.新婚旅行

ひと昔前までは、結婚式の当日や翌日にそのまま新婚旅行へ…といった感じで結婚式とセットで考えられていましたが、最近では時期をずらして後日改めて行くといったカップルも増えています。

それでもセットで考えているカップルの場合は、その費用も予算に入れておくべきかもしれません。

11.新生活

最後に、新生活にかかる費用も考慮しておくべきかもしれません。

すでに同棲済みのカップルで、結婚後もそのままそこに住む場合はいいかもしれませんが、新たに新居で暮らす場合は、住宅費、引っ越し代、新たに購入する家具・家電なども後々かかる費用として頭に入れておく必要があります。

また、結婚式の費用をクレジットやブライダルローンで支払った場合は、その返済も始まりますので注意が必要かもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、式場以外にかかる費用についてお話しました。式場以外にもいろいろと費用がかかること、その費用も考慮しながら予算を立てることが大切だと理解できたかと思います。

また第1回から3回に渡り、式場から提示される見積もりについて解説してきました。第1回では、ご祝儀相場を誤って高い設定で考えないようにすること、第2回では初回見積もりでは記載されていない隠れた項目も考慮した上で予算を立てること、そして今回の式場以外にかかる費用を解説しました。

これら3つの費用に関する知識を持って、式場との交渉に臨めば、お2人にとって無理のない理想のプランが必ず見つかると思います。

ブライダルフェアなどの式場見学に行った際も、これらの知識を持っていくと見る箇所やプランナーに質問する内容が変わってくると思います。

この記事を読んだカップルが、素晴らしい結婚式を挙げてくれることを願っています。

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